てんとうむし上尾開設にあたって

社会保険労務士の坂田です。
私は、さいたま市の大宮駅近くで社会保険労務士業をしています。今年3月で開業して10年目を迎えます。丸9年に渡って、障害年金に携わり、1000人近くの裁定請求を代理してきました。

障害年金は、障がいによって低下した稼得能力を補う所得保障です。

障がいを持つ方にとって、年金による収入確保は非常に重要なものであると認識しています。しかし障害年金が、生活における様々な問題そのものを解決するわけではありません。また報道でもある通り、障害年金は社会保障としてはとても不安定な制度であると言えます。

障害年金を業として、様々な障がいやご事情をお持ちの方やそのご家族と接するうちに、障害年金を受給していただくだけでなく、生活そのものの改善、日常生活能力の向上のための具体的な支援が、並行して必要なのではないかと思うようになりました。それが今回、就労移行支援・就労継続支援B型の多機能型事業所を開設する原点です。

今回、てんとうむし上尾の設立にあたって、私の行っていた社会保険労務士事業から、同様の思いを持つ2名のスタッフが転籍、参画します。この2名は、私の下で5年以上にわたって障害年金に携わっていたスタッフです。

また、北本市にある「就労移行支援事業所てんとうむし北本」より、同様に上尾へスタッフが転籍、参画しています。

かねてより社会保険労務士として持っていた障害年金、労働に関する知識を活かして通所者の方の生活の安定、また就労移行支援事業所、就労継続支援B型事業を通じて、更なる社会参加の機会を創出したいと考えています。

ぜひお気軽に見学へお越しください!