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障害年金に思うこと。
こんにちは。
埼玉県上尾市にある障がい者福祉施設就労継続支援B型事業所
てんとうむし上尾の坂田です!
今日はちょっと「障害年金」の話をしてみたいと思います。
私の専門分野で、11年間取り組んでいます。
いきなりですが、障害年金ってとっつきにくいんですよ。
誰からすると?って話なんですが、医療関係者や福祉関係者からすると、です。医療からも福祉からもちょっと距離があるんですね。
これはなぜかと言うと、障害年金が年金制度の一部であるからだと思っています。
年金というのは基本的に「保険」なので、障害の重さだけでは支給されないんです。医療からすると、状態が悪いから出るとも言い切れず、福祉からすると、生活に困っているから出るとも言い切れない。そんな微妙なポジションにあります。
支給されると思ってた人に支給されなかった。。。
という経験は、長いこと医療や福祉に携わっている方は必ず経験しているはずです。障害年金は、制度にクセがあって(それも一つじゃなく)、「そんなこと!?」ってことで支給されなかったりします。
どちらからもやりづらいんです。
一方で、(一応)「年金の専門家」を標ぼうしている社会保険労務士ではありますが、実際に日常的に障害年金を扱っている社会保険労務士は、4万人いる社労士の1%とか2%だと思います。
さらに審査請求、再審査請求を通じて行政と渡り合えるほどに精通している人となると非常に少ないです。
200万人が受給しているのに、詳しい人があまりにも少ないのが障害年金のすごいところです。
たとえばネットでもいろんな情報がありますよね。受給された方の体験談などもあります。
否定する気はもちろんありませんが、一つの体験というのはあくまで個人的な一事例であって、その人にとってはそうだった、ということに留まると考えています。その経験のみをもって全体を語ることはできません。
病歴もそれぞれ違いますし、仮に同じような事情だったとしても、常に再現を期待できるかと言われると・・・正直、微妙です。
障害年金ってそんなちょっと玉虫色の制度でもあります。