みなさん、こんばんは。
障がい者就労支援多機能型事業所(就労移行・就労継続支援B型)
「てんとうむし上尾」のとがみです。
雨でも花粉で鼻ずびずび、とがみです。

就労継続支援B型での工賃作業の様子や、「私と工賃作業」について書きたいと思います。

今日は古くなった手帳をリサイクルするために、紙やカバー、シール、しおりに分解する仕事を行いました!
体験の方も参加され、人数が少ないながらも多くの量をこなし、作業を受注してきた施設長白木もびっくりするくらいに工程を進めることができました(^-^)

しかし、そこには「みんな頑張りました」だけでは説明できない、裏方のお仕事があったのです・・・

ここで、「私と工賃作業」のお話を少しだけ。、
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私はてんとうむし北本以前は生活介護と就労B型の多機能型事業所にて、支援員をしていたことがあります。
そこでは、【リネン班】という部署があり、そこで私は利用者さんやスタッフ(社員・パートさん)総勢40人程度の作業リーダーをしていました。

リネン班では介護施設などで使用する布おむつや、清拭(入浴が出来ない際に清潔を保持する行為)タオル、ビジネスホテルのアメニティ(バスタオルやバスマット、バスローブ)などをクリーニング業者から預かり、畳んだり組み合わせて使える状態にして納品します。

納期までにきちんと納品することをゴールとして、作業の計画を立てます。

そこに必要な情報は、
①利用者さんの特性(障がい、集中力、手先の器用さ、周囲の環境の影響、得意なこと・苦手なこと)
②作業の量、納期による優先順位
③取り組める人数  などなど。

たとえば、「〇〇さんの得意な作業は●●だから、このポジションで。」
「□□さんは午後は疲れが見えるから、作業への参加を続けられるために、楽しみもあるコンベア受取のポジションで!」
「今日は余裕があるから、スタッフは利用者さんのチャレンジの取り組みに付き添って」
「今日は仕事が一杯だから、利用者さんは全員自力で出来るポジションで!スタッフは作業準備や、△△畳みの作業に力を入れて!」
といったように、計画と実際の進み具合を確認しながら指示を出します。

仕事の最中は大変かもしれませんが、一日が終わって、仕事が完了できたことを皆でねぎらいあって、達成感を持って「おつかれさまでした」「ありがとう」を笑顔で出来る喜びを提供することが支援の一つと信じてきました。

————完————

さて、そんなこんなで『無理なく無駄なくムラなく、多くの量をこなす事=みなさんへより多く還元(工賃や達成感)できる』為に、進捗状況の把握や環境整備、自分も作業を頑張ったのでした。(フルスロットルでした)

まとまりなく、長くなってしまいましたが、何より一番は

取り組んで下さった皆さんの頑張りのお陰さまで、予想以上に沢山の量ができました!ありがとうございます!!!

というお話でした。

※今回は「作業の量」のお話でしたが、ご本人が「出来た」「頑張れた」という達成感を日々感じて頂けることが目的ですので、そこに向けて「作業の質」や「作業に参加できたこと」など、評価できるポイントをたくさん作っていく視点で支援をしています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。