こんにちは。
上尾の就労継続支援B型事業所「てんとうむし上尾」の坂田です。

私は大宮でステラコンサルティングという
社会保険労務士事務所をしているのですが、
そちらのスタッフは全員、11月にある
給与計算実務能力検定試験というのを受験することになりました。

読んで字のごとく、給与計算をする実務能力を確認する試験です。

給与計算というのは、主に会社でいうと人事課が行う仕事です。
私も総務人事をしていた頃に行っていました。

会社によってですが、もちろん計算するだけでなく、
給与明細を袋詰めするところまでやります。

小さい会社だと、大体は社長がやってます。
社長が人事出身ならいいですが、普通そうではないので、
見様見真似でやります。まあ大体どこかしら間違ってたり、
事業主に都合よく解釈してます。はっきり言って、結構適当です。

給与計算は簡単そうに見えて意外に奥が深くて、
税、社会保険、労務の知識が問われるんですね。

私たちはその計算の委託を受ける士業事務所なのですが、
実は私たちもよく間違えます。しょっちゅう間違えます。

ただ、制度について間違えるというのはほとんどなくて、
間違いというかミスがあるんですね。
それは連絡の行き違いだったり、ヒューマンエラーだったり、いろいろです。

士業事務所はいろんな事務仕事があって、膨大にこなしていますから、
どの業務をやっても「常在戦場」、常にミスとの戦いなんです。
減らす努力をし続けているのですが、残念ながら0にはなりません。
0になるときは売上が0になるときですかね。。。



今回の試験は、お給料をもらうと、所得税や住民税が引かれることがあるのですが、
これらは当然、ルールに基づいて控除される(引かれる)わけです。
それらがちゃんとできるか、理解しているかという制度理解を確認する試験です。

当社を含めて、実際のところ、大部分はシステムがやってくれます。
ただ、その理由を押さえないと、間違いに気付けないわけです。
資格試験ですから、受かれば皆うれしいだろうし、受かったらいいなと思います。
でもまあ落ちても勉強になれば目的は達成するかな、と思っています。

ちなみに私は受けません笑
なぜかと言うと、私は実は違う試験を今日受けてきたからです。
それについてはまたそのうち書きたいと思います。

ところで、会社がお給料から直接税金を引く
(住民税だと特別徴収、所得税だと源泉徴収と言われます)のって、
なんだか変だと思いませんか?

だって本来、会社は別に国でも行政でもないし・・・。
それを給与から引いて一時的に会社が預かって、後日納めるんです。

なんで会社がそんなことしないといけないの?って言われると、
そういうルールだから、としか言いようがないわけですが、
これは日本独特のルールで、諸外国ではまず考えられない仕組みらしいです。

今後はPaypayなど通貨以外での支払いでも認められるようになるし、
最低賃金もまたすごく上がったし、給与計算は複雑になっていきそうです。

AIに何とかして欲しいものですが・・・
税務も労務もすぐには無理でしょうね。

そんなわけでまだ給与計算しないといけないので、
良かったら一緒に勉強しましょう☆