埼玉県上尾市にある就労継続支援B型事業所「てんとうむし上尾」の坂田です。

さて、前回、まじめな話をと書いたのですが、全くネタが思い浮かびません笑
何がいいんだろうなー、今週上尾で講座もするので、そこで話すことは書けないしなあ、とか考えながら、今書いています。

せっかくなので、私の職歴でも書いてみます。私が実際にどうやって会社選びをしたか、という話です。

私は大学を卒業して、機械メーカーに入社しました。就職活動をしたのですが、リクナビは既にありまして、リクナビで会社探しをしました。

でも学生ですから、どんな会社を選んでいいかわかりません。時はバブル崩壊後の就職氷河期真ん中です。ワタクシ、ロストジェネレーションです。

ということで、まずは潰れなそうな会社を選ぼう、と思い、3期連続で売上が増えている上場企業を考えました。超安易な考えです。

特段のスキルはない一方、人前で話す経験はあったので、将来できるとしたら営業かな、と思いました。(営業の方に怒られそうですが、実際に営業になったので許してください)
じゃあ何を売りたいだろうか、と考えた時に、「サービス」ではなくて「モノ」を売ろう、と思い、「メーカー」のチェックボックスにチェックを入れて検索しました。

そして、私は最初に出てきた会社に応募して実際に入社したのです・・・!

就職氷河期ということで、私の周りの有名大学卒の友人たちもかなり苦戦していました。40社も50社も落ちた、という話もザラでした。私は4社くらい会社見学に行って、実際に受けたのは2社、その両方から内定をもらって就活はサックリと終了しました。(非常にラッキーだったと思います。)

というのも、私音楽をやってまして、就職活動は(ポーズとして)適当に終わらせて、そちらを続けようと思っていたからです。

結局、辞退するつもりだったその会社に入社し、本社で営業企画(製品の販売キャンペーン作成、原価から売価の検討、仕入商材の折衝、大手顧客の囲い込み)や拠点の法人営業を5年ほどしました。この時の経験が、私の社会人としての下地になっていて、この会社には今でもとても感謝しています。

その後、小さい着物の小売店に入社しました。この時も「リクナビNEXT」で転職活動をして、その会社に入社しました。ここは正直、あまり思い出したくない記憶ばかりです。そして無職になります。

ちなみに私は中小企業で人事をしていたこともあるのですが、その時もリクナビNEXTで入社しました。実際に社員を採用できる媒体なのですが、求職者側からすると、倍率は壮絶です。100倍を軽く超えることも多々あります。そして会社は相応の費用を支払っています。それを理解したうえで活用すると良いと思います。

人事の時は、厳密には「総務課」所属だったのですが、人事課がなくて総務課が手続きや給与計算まで行っていました。この時は既に社会保険労務士試験後だったので、「業種」ではなく「職種」に絞って就職活動を行いました。ちなみにこの時はおそらく10社くらいは落ちています。落ち込んだりというのはほとんどありませんでしたね。

この会社で、今私が行っている障害年金を知り、ほかにも給与計算や入退社手続きといった実務、ほかにも社員が給与を差し押さえられたり、不払いとなった債権回収を社長の自宅まで取りに行ったり、といった経験をしました。

そしてお金を貯めながら、兼業で社会保険労務士事務所を開業し、独立して現在に至ります。悪く言えばバラバラで一貫性がなく、良く言えば、上流から下流まで幅広く仕事をしてきたとも言えます。考えようによって自分の強みや弱みというのが見つけられるのではないでしょうか。

ご自身に合った仕事、またどんな仕事をしたいのか考えてみるのが、仕事探しの一歩ですね。